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にぼ次朗

母親の住まいに着く頃には雨が本格的に降ってきた。
大声を出し騒いでいないか抜き打ちで偵察だ。

本当に痛いかどうかは別として、「痛ーい痛ーい」などと大声を上げる事が多い母のその辺がちょっと深刻な頭痛のタネなのだ。
「痛ーい痛ーいと~泣いています・・・」と最後に「泣いています」と説明の一言がくっつくのはいと可笑しい。
それが時々「痛ーい痛ーいと~泣いていま・・・せん・・・」と“何や、今日は泣いてないんかいな”と拍子抜けになる事もある。いや、笑い事ではないのは事実で週末には弟も帰省してくる。

今朝は早朝からキャベツ1/4個とニンジン1cm分を細かく刻み、炒めた物を「日清焼そばU.F.O.そばめし」に混ぜた。
「何の為のインスタントもん?」って感じ。レンジにフライパンを併用して済ませたバカな奴。

一日に麺類×2って今日は避けたかったんだが以前に振られた事のある[幻の中華そば 加藤屋 伏見にぼ次朗]という店に行きたくなってしまった。

伏見へあるロケハンで出向いたのにいったん家族が気になり宇治川だけではなく木津川も越える。
そしてまたもや伏見に舞い戻る。とんだ非効率な移動だ。

ガッツリ系慶応大そばの[二郎]を少し連想させるその名も“次朗”だが自動券売機や掲示物を目にした段階でそれが“二郎インスパイア系”であるのは明らか。

食券を購入したら水とおしぼりはセルフサービスで後から取り、スタッフに食券を渡し、問われたら野菜・タレ・脂の増しか増し増しか無しでコールし、食べたら食べたでカウンターに食器を上げて帰れ・・・という面倒くさい二郎的ルールが息づく。

汁無し醤油「森次朗」とか塩系汁無しの「塩次朗」や豚骨+煮干(?)の「豚次朗」とかカツオだしの強い(?)「鰹次朗」とかもあるようだがまずはノーマルから・・・。
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店名になっている「にぼ次朗」。次朗は200グラムの事。これを野菜増し増しで注文。300でも400でも楽勝なのだが・・・。

その後に入ってきた常連の注文でトマト関連の限定麺の存在を知る。うーん、まあええか・・・。

イワシの煮干が直撃する香り。甘いが決して強くない醤油ダレをほろ苦さの一歩手前で迎え撃ちバランスを保つ。
野菜は可愛いレベルの増し増しだったが、濃い色の麺は誰かさんみたいに太くたくましく艶もあり、つるっとぷりっとムチムチだ。縮れていなくて品がある。
厚い煮豚ではなく存在感の薄いバラチャーシューが客の方に見えるような向きに配膳されている。
頂上に置かれた煮干は固そうなのでふやかそうとスープに浸けこむがあまり変わらず・・・。
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↑にぼ次朗(680円)
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大通りから一本入ったマイナーな立地でありながら、「リアル二郎」を望む人間にだけは低評価かも知れないがジャンキーな中にも品が有るとでも言うべきか。「滋賀発JIRO」は独自性で支持を集めている模様だ。


幻の中華そば加藤屋 伏見にぼ次朗
京都市伏見区深草西浦町4-56-1  TEL 075-645-7600
月曜休 / 11:30~15:00 18:00~22:00

by byrdland335 | 2012-02-23 01:56 | 麺類  

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