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京都周辺都市の粉モン

最近、ごく限られた親しい方々からよく「お好み、どこが美味いの?」などと訊かれるが、いつも返答に困る。
何も関西全域の鉄板焼きに精通している訳ではなく、単に「べた焼き」「マンボ焼き」「ぼっかけ」「ツバメソース」「ゴールデンソース」「ばらソース」「赤(バクダン)」といった下町文化が好きなだけなのだ。

「一般的なお好み焼きが嫌いなん?」と訊かれたら「別に嫌いやないし美味い店もなくはないけど京都東九条や阪神間随所に通うオレの中の一定の粉モン水準を超える文化は残念ながらどこにでもあるモンやないねん。」というのが正直な所なのだ。

尼や神戸にも行けてないが京都にも全然。
[お好み天国]にも[よっちゃん]にも[博美家]にも[まつもと]にも[本多]にも[山本]にも行けぬまま、2月も中旬に差し掛かっている。
そんな所へ、八幡市在住の某食通先輩からイチオシお好み焼き店情報を頂いていた。そこにも一刻も早く行かねばならないのだが保留のままだ。

そんな時に京都在住の鉄板焼きフェチが「八幡に[八光]という美味い店あるらしいですよ。」 と情報をくれた。「はちみつ」やなくて「はちこう」と読むらしい。
折角の八幡、まずは先輩推薦店から行きたかったのだがそちらは閉店が早めのようで断念した。
まずは周辺都市の傾向だけでも知りたかったのでサクッと行く事にした。

「これどこやねん?」
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小ぎれいな店内は一見客にも優しい。
隅々まで整理、清掃が行き届いている印象だ。
入った途端に東九条的ではなさそうなのはわかったが「鉄板焼きすじ」と「赤(!)」を・・・。「赤」のある文化はどこまで拡がっているんだろう?
ウチの冷蔵庫にこんなスジ肉が1キロあるなと思い出しながらポン酢で頂く。
ちなみに来週はデミグラスソースを作るのを見守る一週間だ。
シチューになるのかカツレツのソースになるのか、はたまた欧風カレーに化けるのか・・・オレのみぞ知る。

次に「カキ玉」。新開地某店まではいかないがとても小ぶり。ソースは1種類。
しかし“カリトロ”な一枚は悪くないぞ。「マヨネーズはどうしましょうか・・・」と尋ねられないのも京都的で高得点だ。
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↑カキ玉(700円)

早くも仕上げに「スジ入りネギ焼き・うどん入り」って注文した。
醤油ダレとソースを使い分ける。それがこれ。
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↑スジ入りネギ焼き・うどん入り(750円)

中を見てみよう・・・。
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べた焼きになるんだがうどん玉は半分くらいしか使ってないのでは。うどん入りには違いないが薄目でボリューム感に欠ける。しかし、〆気分的には醤油とうどんの適量のハーモニーが丁度よい。

次は[ちひろ]の番だ!


八光
八幡市男山吉井3-15  TEL 075-981-6189
火曜休 / 11:00~15:00 17:00~22:00(日・祝; 11:00~22:00)

by byrdland335 | 2012-02-12 22:08 | 粉モン  

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