人気ブログランキング | 話題のタグを見る

上海ママ料理

毎週京橋でのバンド練習の行き帰り、限られているが色んな道を通っている。

あらゆる組み合わせで通り尽くしたある日、「上海ママ云々・・・」という看板が目に入ってきた。
一見それは怪しいのだが場所柄を考えたらまあ仕方ない。
そこは出てくる客層のチェックやコメントに聞き耳を立てたりして徹底マーク。
すると「炒めモンは絶対ここやな。」という50代サラリーマンのでっかい声が夜道に響く。
「見て直感、聞いて確信」という訳だ。
上海ママ料理_d0080773_1434777.jpg

もし、“上海ママ”が細木○子みたいなやり手っぽい姐さんだったら尻込みもしただろう。
ある日、中華居酒屋[上海ママ料理]のドアから“上海ママ”本人であろう可愛い女性が出てきたのを目撃し、妙な安らぎを感じたのは否めない。
「もうこれは入るしかない」
上海ママ料理_d0080773_1435414.jpg

「上海ソーセージ」「きくらげときゅうりの前菜」「小籠包」から引き込まれ始めていたが、上海家庭料理として名高い揚げ麩の肉包み「油面筋塞肉」で一気に加速。
球状になったグルテンに挽肉を詰め込んでいる。粘りっ気のある皮が味を吸い挽肉部分の淡白さを補う。
上海ママ料理_d0080773_14361712.jpg
↑油面筋塞肉(800円)ユーミャンジンサイロウ?

そして上海では週2回(?)の定番であるトマトと卵の炒め物「西紅柿炒鶏蛋」。
平べったい盛り付けで出されたが、噂通りその炒め具合が天才的によろしいようで・・・。
これはいける。悪いけど「長澤家のレシピブログ」とはひと味もふた味も違うな。
大きな違いはラードなんかな?
上海ママ料理_d0080773_1436572.jpg
↑トマトと卵の炒め物(700円)シーホンシーチャオジーダン?ママの発音では「フェーガーツォーテー」と呼ぶそうだ。中国なら100円で食べられるメニューだがそこは目を瞑ってだな・・・。

そして「焼飯」。油の使い方が絶妙じゃわ。具材はさほど関係ないということを思い知らされた一品。
上海ママ料理_d0080773_14393178.jpg
↑焼飯(500円)卵とネギでこんなに・・・?

「上海は日本でいうたら大阪や。大阪は住みやすい。もう8年目や。」と屈託がない。


中華居酒屋 上海ママ料理
大阪市都島区東野田町3-4-10   TEL 06-6357-2783
不定休 / 12:00~23:30

by byrdland335 | 2011-03-09 06:36 | 中国料理  

<< 肥後橋南蛮亭 虎屋に想う >>