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ビフテキ(グリル太平/大阪市生野区新今里)

今里の[グリル太平]といえば世界一旨い「ハンバーグ」と「特製トンカツ」の他に西田店主(66)のワインマニアぶりも有名で、東の田崎氏、西の岡氏も一目置く存在なのだ。

カウンター席の方は庶民の洋食屋。
「ハンバーグ」(330g)なんて世界一旨くて900円だ。
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カウンター中は奥さん(推定50?)と昼間は会社勤めし夜だけ手伝われている夫婦に見えなくもない娘さん(推定30?)と息子さん(36)とのやりとりも見えるオープンキッチンになっている。


しかしワインセラーにお宝ワインの貯蔵された特別室は4名からの予約のみで週に2日稼働。旨いもんとワイン好きが集う。財界の著名人やマスコミ界の要人に開業医たちがこぞって来店しているらしい。
そちらでの料理は「ビフテキのコース料理」(ハンバーグが1/2個もつき5000円)のみ。
それが関西で類を見ない煮込みステーキなのだと聞かされてきた。
ただこれだけでは店も儲からないらしく2万円~のワインを開けてもらって客単価1万円という特別室なのである。
通いはじめて10年以上もの間に「ビフテキ」をオーダーした事が無かったなあと思い起こしながら仕事仲間・アナーキー氏、そして彼が連れてきた英国服マニアのモーリス氏と今里新地へ向かった次第だ。

(もちろん)カウンター席で「ハンバーグ」~「特製とんかつ」と進み、ワインも進み話に花が咲く。
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この「特製とんかつ」も230gで肉厚。ドビソースがここにも活きる。ペロリと平らげてしまう。


そろそろ噂の煮込み「ビフテキ」といくか。
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ロイヤルホテルより歴史があるとされる[宝塚ホテル]にいらした店主のお父さんから譲り受け20年を越す伝統の味。
値は少々張るが秘伝のドビソースが旨いのなんの・・・。
淡路島産の玉ねぎがソテーされ乗っかっているからまるでシチューのような見栄えだ。
肉汁がソースに溢れ、またそれが肉に戻ってくるんだそうだ。
至福のひととき。3人でシェアする。
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このあとモーリスさんがうまい具合にステーキを6等分、美しい。

ちなみにワインはあっさり目の1本目、続いて2本目は「モンペラ(2002年)」でリーズナブルに。

洋食屋特有の和製英語って好きだ。
店主はデミグラスとかドミグラスとは言わずドビと呼ぶ。
また「カツコットハイライ」のコットとは載せるという意味らしい。
カツの載ったハヤシライスを指すのだね。ビーフステーキもビフテキなのである。

それと豚肉メニューは「たれやき」と「てりやき」と区別している。
違うんだ、なるほど。

グリル太平
大阪市生野区新今里3-20-26/06(6752)6694
不定休/11:30~22:00/17:00~22:00(日曜のみ)

by byrdland335 | 2006-10-04 02:15 | 洋食  

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